7.3. ログイン

パッケージのインストールが完了すると、ログインプロンプトが現れます。 あなたが指定した一般ユーザのアカウント名とパスワードを入力して、 ログインしてください。これで、システムは準備完了です。

初心者のユーザは、システムを使い始めながら、 すでにインストールされている文書を読んでみると良いでしょう。 現在はまだ文書システムが数種類存在しており、別々の形式の文書を 統合するための作業が進められているところです。以下に 出発点をいくつか示します。

インストールしたプログラムに添付する文書は、 /usr/share/doc/ 以下の プログラム名のサブディレクトリに収められています。 たとえば apt を使って システムへプログラムをインストールする際に参考になる APT User's Guide は、 /usr/share/doc/apt/guide.html/index.html となります。

また、/usr/share/doc/ 階層構造の中には、 いくつか特別なフォルダがあります。Linux HOWTO は、 /usr/share/doc/HOWTO/en-txt/ の中に、 .gz フォーマットで収められています。 dhelp をインストールした後に、 /usr/share/doc/HTML/index.html に拾い読みできる 文書のインデックスを見つけるでしょう。

これらの文書を簡単に見るには、cd /usr/share/doc/ と入力し、lynx . (lynx スペース ドット。ドットはカレントディレクトリを表します) と入力してください。

また、コマンドプロンプトから使えるほとんどのコマンドに対し、 info コマンド または man コマンド によって その文書が参照できます。 help と入力すると、シェルコマンドのヘルプが 読めます。コマンドを --help つきで入力すると、 たいていそのコマンドの簡単な使い方が表示されます。 その結果が画面からスクロールして消えてしまう場合には、 コマンドのあとに | more を追加すると、 画面ごとに一時停止してくれます。ある文字で始まるコマンドの 一覧を知りたいときは、その文字を入力してからタブを 2 回押します。

Debian と GNU/Linux についてのより完全な導入文書としては、 /usr/share/doc/debian-guide/html/noframes/index.html をご覧ください。