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8. NIS サーバの設定

8.1 サーバプログラム ypserv

この文書では NIS サーバとしては ypserv の設定についてのみ記述しま す。もうひとつの NIS サーバである yps の設定もだいたい同様ですが、完 全に同じではありませんので、後者を使うときは注意して下さい。

NIS サーバのソフトは以下のところにあります。

ファイル名は ypserv-?.?.?.tar.gz です。

サーバのセットアップ方法は trad-NIS、 NYS どちらの場合でも同じです。

コンパイルして ypservmakedbm を作ります。その後、まず最初 に NIS/NYS を通して共有させるファイルを決めて下さい。そして ypMakefile に必要な項目を付け加えたり、必要無い項目を削除したりし ます。できたら ypMakefile/var/yp ディレクトリに Makefile という名前でコピーして下さい。

ここで以下のコマンドを実行して DBM ファイルを作ります。

% cd /var/yp; make

ポートマッパ(rpc.portmap)が動いているか確認して下さい。確認でき たら ypserv を動かします。

% rpcinfo -u localhost ypserv

というコマンドを実行してみて、

 program 100004 version 2 ready and waiting

のような出力が得られればサーバの起動は成功しています。

8.2 サーバプログラム yps

NIS サーバ yps の設定は前のセクションを参考にして下さい。大体似て いますが完全に同じではないので、ypserv の説明を適用する際には注意 するようにして下さい。

yps のソフトは以下のサイトにあります。

ファイル名は yps-0.21.tar.gz です。

8.3 yppasswdd プログラム

ユーザがパスワードを変更したときには、 NIS のパスワードデータベースや、 それに依存した他の NIS データベースも変更されなければなれません。これ を行なうのが yppasswdd です。このプログラムはパスワード変更を取り 扱い、 NIS の情報が正しく更新されるようにします。 yppasswdd は以 下から入手できます。

ファイル名は yppasswdd-?.?.tar.gz です。

パッケージを入手したら付属のドキュメントに従って下さい。


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