残念ながら、Linux カーネルの UFS サポートはうまく動作しません。UFS ファ イルシステムをマウントしようとしてもエラーメッセージだけが出力されます。 (実際にはファイルシステムはされているけれど、何も読むことができない状 態です。)
しかし、新しいバージョン(ただしαバージョン)の Linux 2.0.xx 用の UFS
ファイルシステムサポートを
SunSiteから入
手することができます。これはU2FSと呼ばれており、最新版は
u2fs-0.4.3.tar.gz
です。U2FSは以下の手順でインストールします
(u2fs-0.4.3.tar.gz
は/usr/src
にあるものとします)。
cd /usr/src
tar xvzf u2fs-0.4.3.tar.gz
patch -p0 -E < u2fs-0.4.3.patch
それから、U2FS ファイルシステムとBSD ディスクラベルのサポー トを有効にして、新しいカーネルを作成します。詳しくは Linux のインストールの章を参照してください。 U2FS を使う場合には、UFS ファイルシステムのサポートはカーネ ルから外しても構いません。
新しいカーネルをインストールすれば、以下のコマンドで UFS パーティショ ン(FreeBSD の主パーティション内のスライス)をマウントすることができるよう になります。
mount -t u2fs /dev/hda7 /mnt
UFS サポートは読み出しだけしかできません。つまり、UFS ファイルシステム を読むことはできますが、ここに書き込みはできません。
FreeBSD で ext2fs ファイルシステムをマウントするには、ext2fs をサポー トしたカーネルを構築しなければなりません。どうやってカーネル再構築を行 うかについては、FreBSD の文書を参照してください。ext2fs をサポートする には、以下の行を新しいカーネルのカーネルコンフィギュレーションファイル に追加します。
options "EXT2FS"
新しいカーネルで起動した後、次のコマンドで ext2fs ファイルシステムをマ ウントすることができます。
mount -t ext2fs /dev/wd0s3 /mnt
注意: FreeBSD のデバイス名は Linux とは異なります。例えば、
/dev/wd0s3
が>が Linux の/dev/hda3
に相当します。
FreeBSD のバグのため、FreeBSD をシャットダウンする前に全ての
ext2fs ファイルシステムをアンマウントしなければなりません。ext2fs ファ
イルシステムをマウントしたままで FreeBSD をシャットダウンすると、
FreeBSD は UFS ファイルシステムの sync を行うことができません。その結
果、次回の FreeBSD の起動時にfsck
が実行されることになります。
このバグはレポートしてあるので、そのうちに``-current''で修正されるでしょ
う。