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5. Linux のバイナリを FreeBSD で実行する

FreeBSD では Linux のバイナリ(a.out, ELF 形式の両方)を実行することがで きます。これを行うためには、以下の3つの手順を行う必要があります。

  1. Linux 互換を有効にします。これを行うには(FreeBSD 2.2.2の場合 --- 他のバージョンでは細かい部分が異なるかもしれません) /etc/rc.confを編集し、
    linux_enable="NO"
    
    の部分を
    linux_enable="YES"
    
    とします。
  2. Linux の共有ライブラリをインストールします。これは、FreeBSD 2.2.2 にはlinux_lib-2.4.tgzパッケージ(もっと新しいバージョンが出 ているかもしれません)として入っています。 パッケージをインストールするには、次のコマンドを実行します。
    pkg_add <path_to_package>/linux_lib-2.4.tgz
    
    <path_to_package> はパッケージが置かれているディレ クトリです。
  3. 実行したい Linux のプログラムをインストールします。インストール 先は ext2fs ファイルシステムでも UFS ファイルシステムでもかまいません。 FreeBSD での ext2fs ファイルシステムの利用については、 FreeBSDでext2fs をマウントするの章を参照してください。

筆者はこの方法で Linux 版の Applixware 4.3 と Netscape 3.01 (どちらも ELF 形式)を FreeBSD 2.2.2 上で実行させることに成功しました。(もちろん、 FreeBSD 用の Netscape があるのは知っています。)この話題についての詳細 な情報については、FreeBSD の文書を参照してください。


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