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5. 特定のデバイスに対する注意点

LANCE/PCNET カード

LANCE のドライバは、特殊な low-memory DMA バッファを必要とします。し たがって LANCE のカードの認識は、独立に、かつ他のネットワークカードの 探索に先立って行われます。このカードの利点ですが、複数枚の LANCE カード の探索が自動的に行われます(つまり、この文書はもともと不要な訳です)。 欠点は、LANCE のドライバは今のところ LILO から渡されるパラメタを受け取 れないことです。

ISA モードの 3C509

3c509 は、独特の仕様になっており、ISA バス上の探索を非常に安全に行なう ことができます。しかし残念ながら、この探索手法は、他のカードの探索と混 在させることができません。

このカードでは、以下のことに注意して下さい:どのカードが『最初に』認識 されるのかは、最初はわかりません。認識される順番は、イーサネットの HW アドレスによります。つまり、最も小さいイーサネットアドレスを持つカード が eth0 になり、次が eth1... というようになるわけです。もし eth0 のカードが抜かれれば、それぞれの番号が1づつ減ることになりま す。

関連しますが、先に探索されるカードを無効にすることはできません。また、 EEPROM での設定と違う I/Oアドレス/IRQ でカードを有効にしたり、特定の アドレスで有効にすることもできません。

EISA 3C579 と EISA モードでの 3C509

1.1.25 の前のカーネルは、2枚以上の EISA カードを正しく認識できません。 もし2つ以上の ethN を指定すると、1枚の 3c5*9 のカードが2回以上 見つかってしまいます。これを避けるには、カードごとの I/O アドレスを、 パラメタに明示することです。1.1.25 以降のカーネルでは、この問題は起き ませんし、EISA と ISA のカードを混在させることもできます。


著者: Donald Becker, becker@cesdis.gsfc.nasa.gov

HowTo 文書の copyright は、 http://sunsite.unc.edu/mdw/HOWTO/HOWTO-INDEX-5.html に書いてあります。


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