安定して動作させるために
named はただ走らせるだけではいけません。保守作業があります。
それは root.cache
ファイルを最新の状態に保つことです。
一番簡単な方法は dig を動かすことで、まず引き数なしで dig を動かすと
root.cache
の内容が自分のサーバーにあわせて表示されます。
それから、 dig@rootserver
というようにルートサーバのいずれかに
問い合わせを行います。出力結果は root.cache の内容に酷似してるのが
認められますが、2つ余計な数字が出てきます。この数字は特に気にしなくて
いいでしょう。この結果は (dig @e.root-servers.net>root.cache.new
)
として保存して古い root.cache
と置き換えます。
nslookup を用いても同じ情報が得られます。 set q=ns
, として
`.
' とルートサーバに問い合わせるとルートサーバのリストが表示され、
簡単な編集で出力を root.cache
フォーマットにすることができます。
最終的には最新の root.cache
を
ftp:rs.internic.net/domain/root.cache から得られます。. You need a new one
新しいファイルが必要になるのはほとんど稀で、年に一度以上取ることはないでしょう。
rs.internic.net
はあなた、もしくはほかの誰かが週に一回ファイルを取ることで余計な負荷を
かけるようなことはやめましょう。
キャッシュファイルを入れ替えた後には named のリスタートをお忘れなく。